面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録
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sta.iconヒットする作品のからくりというか、何意識してるか知りたかった
やっぱそうだよなぁと
ちゃんとコンセプトがあって、どうやってそれ担保するかというボトムアップになってる
逆を言えば、最後まで貫きとおせるほどの強烈なコンセプトがそもそも必要
sta.iconそこまで熱意ない僕は、そもそもヒットさせるのは無理やって話になる
書く前に決める
家訓
やりたいこと
何においても優先すべき鉄の掟
作者の性癖を参考にすると決めやすい
想定読者
作者が一番届けたい人
「アイツ」
身近な誰かか、過去や未来の自分
トレンド
読者が期待すること
特に想定読者がスッキリすること
価値観や精神面の勝利
バトルの勝利
例
とある → バトルでも勝つし、説教でも勝つ
エロマンガ先生 → 可愛い女子とのラノベ’創作トーク、引きこもりでも自立してれば問題ないよね 2〜3個に抑えたい
プロット
冒頭見せ場と終盤見せ場をイメージして、その間をお膳立てする
リードクライミングのルート戦略にたとえている
どこをどうやって経由するかを考える
確認とトレンドを意識すればブレない
登攀力(作家としての能力)も重要
自分の体力(文章技術や構成力)』を把握しておくことも大切なポイントです。
体力に見合ったことしか書けない
キャラ
魅力あるキャラとは
ワンピースのキャラがトランプ対決!となったら「何それ面白そう」と感じる
これを感じるレベルが魅力あるってこと
共感を抱けるということ
憧れと愛嬌
キャラのつくりかた
まずギャップを決める
もしxxxがyyyだったら、xxxなのにyyyだったら
なぜそうなったのか生い立ちを考える
「なんで?」をいっぱいキャラクターにぶつけるのです。
夢、目的、感情のつながりあたりを意識する
そしたらキャラの存在意義とか浮かんでくるらしい
脇役
生い立ちレベルは決めてほしい
でないと血が通わない
ギャップの二面性は必ずしもなくてもいい
とことん悪にさせるとか
sta.iconメインだったらここにギャップ(二面性)が必要って話
不快かもしれないが、人間の多様性を書ける
キャラクター考えるのってやっぱ難しいよ
打ち合わせの最中、キャラクターの性格やビジュアルなどを考えているとき、どうしても行き詰まる……作家も編集者も無言で腕組みして數十分経ってもそのまま……しばしば発生します。 良い文章とは
説明を説明と思わせない
気づけばその作品の知識が得られていた
補足が欲しいなって時に数行先くらいですぐ出てくる
演出を入れる
ドラマのスパイス、ここぞというときに効かせるアクセント
例:ヒロインの表情わざと書かないで、手の甲にぼとぼと涙が落ちるようにする
sta.iconよくわからん
手段にとらわれず「伝えたいことが一番伝わる手段を使え」ってこと?
この例でいうと、ヒロインの悲しみを伝えたい
表情よりも、手の甲に落ちる涙の量がぼとぼと増えていく方が、読者には伝わりやすい
やってはいけないこと
過度なアンモラルなど読者の気分をいたずらに害する
読者を楽しませる気がない or 敵視している
登場人物ではなく作者自身の主義主張がにじみ出ている
sta.iconこれ俺アウトかなと思ったけど、違うみたい
キャラの主張が政治的に偏っているとか、そういうレベル
いいね!ポイント
びびっとくるところ
いいねが何個かあると目につきやすい、「おっ」てなる
特に個性や尖った点を欲している三木さんには
たくさんの方々の協力のおかげでようやく本づくりができている、ただの現場編集者、ただの凡人です。
その協力を得ることや、協力が得られる舞台に居続けられている時点で凡人ではないのでは
睡眠時間? よじ……三時間もあればOKOK!
その注意資源不足した状態で仕事が成立するのがすごい 成立するほど能力が高い(高くすることができた)ってことなんだよね
sta.icon僕だったら夜になるとラノベも頭に入らないくらいすっからかん
雑務でもなんでもやることをDIYの精神だと書いている
「面倒くさいな」とは全く思いませんでした。
すごいなぁ
sta.icon僕はExcelに一つ記入するとか毎週定例会議があるってだけでうええってなるけど
原稿の誤りを正したり、内容の矛盾点をチェックしたりする、小説を縁の下から支える職業
すげえ、専任がいるんだ